PS4 ドラゴンクエストⅪのレビュー
〜プロローグ〜
新たな「勇者」の物語が今ここに動き出す。
伝説の勇者の生まれ変わりとして、主人公が世界を救う旅に出る。
ドラゴンクエストナンバリングタイトル待望の最新作。
【ゲーム性】4点
ストーリーは、やりごたえがあるボリュームと王道RPGの安心感が有りとても満足しました。
メインストーリーは基本一本道なのですが、クエスト等の寄り道要素もあり、好きな事をこなしながらプレー出来ます。
クリア後は毎度お馴染みの裏ボスに加え、追加のストーリーもあり、長くプレイ出来る作品。
難易度は、ストーリーをクリアするだけならそれほど高くはありません。普通に戦闘をこなしていればほぼ躓くところはないと思います。
クリア後は、敵が一気に強くなる為、裏ボス等と戦闘する際はレベル上げや適切なパーティー選択がほぼ必須です。
【機能性】2点
戦闘関連はプレイヤーに優しい仕様になっているが、細かいところのプレイし辛さが目立ちました。
戦闘がシンボルエンカウトになり、戦闘回避や敵を選んで戦闘する事が可能になりました。
また、戦闘もターン開始前に一括で仲間に命令するのではなく、仲間一人一人の手番が来たら命令する方式になり、ダメージ読み回復等のギャンブルを回避出来るようになった。
他には、ストーリーに行き詰まっても、アイコンが次にやるべき事を教えてくれる人や場所を示してくれるので、道に迷う事がありませんでした。
悪い点は、ロード時間が長く、ロード回数もそこそこあり、煩わしさを感じました。
また、道具の移動が厄介で、一括移動等が無く、一つ一つ選んで移動しなければならず、中盤からは道具の移動は諦めてプレイしていました。
3Dマップ内を移動する際の移動速度が遅く感じます。一様、馬等の乗り物に乗ることによって速度を上げる事は出来ますが、乗っていない時の移動速度をもう少し上げて欲しかった。
他にも、マップから戦闘に入る前の先制攻撃を意図しない相手にぶつけてしまったり、ロード復帰後にラグで地図が直ぐに見れなかったり、続きから始める度にあらすじを語られたりと改善して欲しい点がいくつか見られました。
【テンポ】4点
一度訪れた町以外にも道中や洞窟内にあるキャンプ地をルーラの拠点として使用出来る為、2回目以降に訪れる場合は凄く楽でした。
ムービーは、長い気もしますが、声無しの字幕の為、読むスピード込みだとこんなものかなと思います。映像はかなり綺麗で特に重要な場面ではかなり気合の入ったものが見られます。ドラクエの本気と集大成を感じました。
話しかける必要の無い吹き出しのみのキャラも存在し、話しかける手間が省けて地味に嬉しかったです。
ただ、吹き出しのみのキャラの数が少なく、町を隅々まで探索しようとすると、1時間以上かかることがザラなので重要キャラ以外は全てこちらにして欲しかった。
【キャラクター】4点
仲間だけに限らず、個性的なキャラが多く、キャラクター個別のエピソードも豊富で、キリが良いところまで気になって、ついつい進めてしまうような魅力があります。
ただ、主人公や仲間に関連し、度々登場するようなキャラがモブ仕様になっている部分が見られ、勿体無いなーと感じる所がありました。
モンスターもいつもの敵から新手まで種類が多く出現します。今作は3Dマップによるエンカウト方式なのですが、ただランダムに動いてるだけで無く、生態を感じるような動き、例えば同じモンスター同士で固まって行動していたり、バフ効果を持つモンスターの近くに、別種のモンスターが囲うように存在したりと、見ているだけでも結構楽しめました。
合計 14/20点
【総評】
本編は勿論面白いのですが、クリア後もかなり気合が入っており長く楽しめる作品。大道RPGをプレイしたい方にはかなりお勧め出来ます。ただ、ロード等のテンポの悪さが結構気になりますので、気長にプレイして頂きたいです。
クリア時間は約70時間、トロフィーコンプに105時間でした。
尚、ドラクエのナンバリングタイトルはほとんど繋がりがありませんので、この作品が初プレイの人でも問題なく楽しめます。
[お勧めできる人]
・大道RPGがやりたい人
・長時間のRPGを楽しみたい人
【雑談】2018阪神タイガース ペナント終了〜秋季キャンプ終了まで
〜今回の議題〜
・ペナント総括
・監督交代について
・ドラフト会議
・オフの補強について
・今オフ総括
【ペナント総括】
今年は、6位で終わってしまいました。
落ちてもAクラスは固いと思っていましたが、シーズン始まりから期待していた新外国人のロサリオが機能せず、去年活躍した中谷は出遅れ、藤浪や大山も駄目、挙句打線を牽引していた上本がシーズン絶望の怪我と序盤からなかなか貯金が作れない。
中盤は、上本・糸井の怪我をきっかけに若手が台頭。糸原・北條がリードオフマンとして打線を牽引し、植田も足で存在をアピール、陽川も初の4番を任され、才木がローテに名を連ねるも、交流戦で悲惨な結果。それを受けて、トレード・新外国人補強と新しい風を取り込むが、ピリッとせず。
終盤は主力の怪我が重なり一気に失速。中盤活躍した若手も長くもたず、大山・中谷・青柳辺りが再びスタメン・ローテに名を連ねるも時すでに遅しと結果だけで言えば散々なシーズン。
しかし、金本監督も言っていたように、ようやく若手に芽が出てきたのも事実。
まず、糸原・梅野・小野が一年間通して出場し続けられた事。この3人は来年ある程度計算が立つ選手。
大山・北條・青柳が中・終盤に開花の片鱗を見せ、昨年より数字を上げた。来季に期待が出来る。
植田・陽川・才木・望月は一軍の出場機会が増え飛躍のシーズン。来年以降に期待大。
原口&隼太の新しい左右の代打が機能し来季に好印象。
藤浪も終盤にコントロールが改善、復活の兆し。
結果は駄目なシーズンでしたが、来年以降のペナントに向けて、必要なシーズンだった言えるようになって欲しいです。
〜終盤の主な離脱者〜
・メッセンジャー・秋山・高橋遥・石崎・糸井・福留・北條・上本・原口etc
【監督交代について】
正直酷だと思いました。
今年の6位は、下位4チームが横並びな点、怪我人が多かった点、さらに期待していた新助っ人のロサリオが空振り。
もちろん、そんなチーム状態でも何とかするのが監督だろとも思いますが、複数年契約&チーム再建を託している監督にこれはあんまりだと思いました。
ペナント総括でも述べたように、今年は飛躍の為のシーズン。本当の契約最終年の金本監督の作ったチームが見たかったです。
また、金本政権三年間で最も欠点になったのがとにかく繋がらず、迫力皆無の打線。入団して来る外国人がことごとく空転し、チャンスに弱い若手。結果ベテランに頼らざるをえない状況。金本監督より先に打撃コーチを実績ある人材に変えて見て見たかったです。
今年のオフから矢野監督となりましたが、是非金本監督の無念を晴らして欲しいところです。
〜金本監督の良かった点〜
・ドラフト眼
・若手積極起用
・投手整備・育成etc
【ドラフト会議】
今回のドラフトの評価をネットや雑誌・新聞等で調べて見ましたが、あまり評価は高くない見たいですね。
要因としては、一位を二回外したのが影響しているのと、全体的に繰り上げ指名感が強い印象があるからだと思われます。
それでも個人的には悪くないドラフトだったと思っています。
一位は、藤原➡︎辰巳➡︎近本(社会人)と三連続で外野手を指名。これに関しては、しょうがないと言うのとチームの穴を良く理解した上での一貫性のある指名であると思っています。
今年特に固定出来なかったのが中堅手。両翼に関しても糸井・福留がいつまで元気でプレイ出来るか不安が残るのが現状。しかも、この2人の後継者がなかなか出て来ない。是が非でも外野手が欲しいと思うのはファンも一緒だったはず。
補強箇所としては間違いなく最優先ポイント。
一番意見が分かれるのが二位で獲得した小幡選手(高校生)。この選手自体が悪い選手である訳では無く、二位を全体の二番目に指名出来るにも関わらず、一位漏れの即戦力に行かず、高卒の素材型内野手に行ったのが問題。最下位である特権を放棄したような指名になってしまった為繰り上げ指名感が強くなってしまった。
もちろん、高卒野手も補強ポイントではあるが・・・。
三位に指名したのが木浪選手(社会人)。まさかの三連続野手指名。こちらも、シーズン終盤に穴になってしまった遊撃手を補強。
四位指名でようやく投手の斎藤選手(社会人)を獲得。この選手は前評判では二位クラスと評価されており、この順位で獲得出来たのはかなり大きかった。
五位で川原選手(高校生)、六位で湯浅選手(高卒社会人一年目)と左右の素材型投手を獲得し、育成一位で駒不足だった捕手の片山選手(社会人)を指名したところで、指名終了。
総評としては、一位を二回外したのは痛かったが、補強ポイントを絞って堅実に穴を埋めに行き、四位で斎藤選手を指名できた事でなんとかまとめたドラフトになった。矢野政権の方針が色濃くでた印象。
ルーキー達には、阪神の選手として、一日でも早く、長く活躍して頂きたいです。
【オフの補強について】
まず、秋季キャンプ終了時の予測支配下登録選手は64人です。最低一枠はシーズン中のトレードや新外国人の緊急補強用及び、育成契約選手の支配下登録用に残しておきたいところ。
次に、外国人の残留・退団についてです。
〜残留〜
メッセンジャー(来年から日本人枠)・ドリス・ナバーロ・呂
〜退団〜
マテオ・ロサリオ・モレノ
メッセンジャーが来年から日本人枠になるのと呂はまだ成長が必要なのを考えると来年戦力になる外国人枠選手は現時点で、ドリスとナバーロのみ。最低2人出来れば4、5人は欲しいところ。
球団が獲得を目指している新外国人の補強ポイントを新聞等の情報からまとめると
・強打の一塁手
・先発投手
・中継ぎ投手
この中で、特に強打の一塁手を国内外問わず探しているようですが、国内で獲得を目指していた選手がことごとく残留を示唆。外国では、獲得を目指していると報道されていた選手が、SNSに一時は阪神入団と報じられるも誤報に終わるなど、難航している状態。
私見ですが、外国人野手は三種類に分類出来ると思っています。実際に平成で活躍した外国人野手元に説明します。
一つ目が、2003年の優勝に貢献したアリアスタイプ。このタイプはチャンスには弱いが一発が有り、試合を決める一点を取るより、反撃の一点や突き放す一点を取るタイプ。
二つ目が、シーズン最多安打を記録したマートンタイプ。このタイプは打率の残せる中距離打者、チャンスメーカーのアベレージタイプ。
三つ目が、打点王になったこともあるゴメスタイプ。打率・出塁率は低いが、チャンスで仕事が出来る打点を稼ぐことが出来るタイプ。
今年の結果を、踏まえるとやはり三つ目の外国人がどうしても欲しい。今年のネットや新聞等を見ると、レアードやマレーロ等、一つ目に該当しそうな選手の獲得を目指している傾向が見られる。今年はロサリオの件があったので、ある程度日本で実績のある選手を獲得したい気持ちも分かるが、保守的に行かず補強ポイントにあった選手を獲得してほしい。
FAによる補強については、オリックスの西の獲得を目指しているが、こちらもソフトバンク・DeNA・オリックスと参戦。マネーゲームへ発展して長期化の様相を見せ始めている状態。
また、上本は今シーズンの残留を宣言しました。これが今年一番の補強になりそうです。
自由契約選手からの補強については、的を射た情報が少なく、接触報道もあまりないのと支配下登録人数を考えると今回は見送るのではないでしょうか(FA西選手の動向にもよりますが)。
全体を見て、やはり新外国人の獲得は来季の順位に直結しそうです。野手の獲得に失敗すると、また厳しいシーズンになりそうです。来年以降も考え、外国人を多めに取ったり、育成するのも手かと思います。
FAに関しては、西の獲得は反対。若手投手が育って来ている今、長くその目を摘んでしまいかねない事と、人的補償が痛い。取るなら海外で自由契約になった牧田投手を希望。年齢も高く次世代への繋ぎになり、先発・中継ぎ・抑えと使い潰しが効きます。
また、マテオ選手の肩の経過次第では、再契約するかもしれないと報道有り。実績もあるので、新外国人の保険として良いかもしれません。
【今オフ総括】
矢野新監督が誕生してから、ドラフト一位の二回外しや国内外国人の獲得難航等かなり新戦力補強に苦労しており、前途多難な出発になった印象。
しかし、練習試合では掲げた超積極野球を体現したり、ドラフトでも補強ポイントをしっかり埋めたりと、方針にブレがなく手堅い感じがします。
このオフにしっかり補強と下地を作って是非来年を良いシーズンして欲しいです。矢野新監督に期待しています。
PS4 WORLD OF FINAL FANTASY のレビュー
〜プロローグ〜
これが、新しい「ファイナルファンタジー」の大きさ。
記憶を無くした兄弟が不思議な異世界「グリモワル」を舞台に自分達のルーツと世界を救う物語。
【ゲーム性】4点
ストーリーはいつものFFより、ギャグ要素が多く、キャラクターもデフォルメされている為、かなりマイルドな仕上がりになっています。少し勝手が違いますが、FFをやりたいけど敷居が高そうと思っている方には是非プレイして頂きたい。
また、歴代のFF戦士達と共闘したり、過去作のステージやBGMが登場したりと、今までの作品をプレイしてきた人ならば興奮する要素も盛りだくさんです。
さらに、ストーリーとは別に、闘技場や歴代FF戦士のこのゲーム内のその後が分かるクエスト、クリア後の要素等が充実しており、どれもとても楽しめました。特にクエストはついニヤニヤしてしまうような物が多くとても面白かったです。
少し気になったのが、ストーリーの合間にたまに出るアニメーションムービー。最初に見た時は正直「えっ?;」てなりました。世界観が急に変わり違和感がかなりありました。
ゲームシステム自体は、ポケモンの様に敵モンスターを専用の道具を用いて仲間にして、図鑑を埋めたり、戦わせ育てたりする、所謂モンスター育成RPG。
【機能性】4点
ロード時間は短く、ムービーはスキップ機能付き、戦闘にも倍速機能が有り、グラフィックもきれいで操作性に関しても特に違和感ありませんでした。
このゲームの一つの特徴が、「のせのせシステム」。戦闘の際キャラクター同士を積み重ねる事によって、戦闘力を上げたり、技を強化する事ができるシステム。
このシステムが非常に奥深く、色々な組み合わせを試しながら試行錯誤しているのがとても楽しかったです。
また、戦闘中に歴代のFF戦士を「召喚」する事で敵を攻撃してくれたり、味方に様々な恩恵を与えてくれます。さらに、過去作のBGMが各キャラクターの登場曲として用意されており、BGMが聞きたいが為に召喚することも多々ありました(私は、FF13戦闘BGMの「閃光」が好きなのでよくライトニングを召喚してました)。
悪い点は、獲得したモンスターはレベル1から育てなければならない事。中盤〜終盤にかけて新しいモンスターを手に入れてもパーティー採用し辛かったです。一様、サブパーティー機能があるので戦闘に出さずにレベルを上げる事は可能ですが、やはり育てるのに時間がかかるのが難点。
ちなみに戦闘は、FF定番のアクティブタイムバトル方式です。
【テンポ】3点
ムービーは長いものが多く有りましたが、ギャグ要素や歴代のFFキャラの会話が好きだったので、多少長いとは感じましたが、楽しく見れました。
道中に特定の能力を持ったモンスターの力を使って突破するギミックが良く用意されているのですが、これが結構煩わしかったです。手持ちにいないと一度セーブ地点or拠点まで帰らねばならない点、数秒ですがギミックを乗り越える場面を毎回見なければならない点。この二つが私は気になりました。
【キャラクター】4点
このゲームの目玉。歴代のFFキャラクターや敵モンスター、召喚獣、街の人々までほとんどがデフォルメされている為、かなり好みが分かれ賛否両論あると思います。私も最初は少し違和感がありましたが、プレイしているうちに慣れ、これはこれで有りだなと思いました。
また、違う作品同士のキャラクターの掛け合いが見れたり、同じ作品のキャラ同士の新しい出会いや関係性を見れたりして面白かったです(私はFF10大好き人間なので、ユウナとティーダの出会いと掛け合いがなんとも言えませんでした;)。
ちなみに、フルボイスです。
合計 15/20 点
【総評】
FF未プレイの人から歴代FFをプレイしてきた人まで幅広く楽しめる作品。また、モンスター収集やFFキャラの掛け合いを見ているだけでも面白い。私は、トロコンまでやり込みました。是非プレイして欲しい作品。
私のクリア時間は約33時間。
パワーアップ作品の「WORLD OF FINAL FANTASY マキシマ」が発売しているので新規の方はこちらをお勧めします。私も時間に余裕が出来たらプレイしたいと思っています。
[おすすめできる人]
・FFに敷居の高さを感じている人
・歴代のFFタイトルをプレイした人
・デフォルメキャラに嫌悪感がない人
PS4 ザンキゼロのレビュー
〜プロローグ〜
人類滅亡まで残り8人。
気がつくと小さな島に漂流した8人。生きる為、人類の存亡を阻止する為、人類が滅亡した謎を解明する為、色々な葛藤の中彼等が迎える結末とは・・・。
ダンガンロンパシリーズのスタッフが贈るノンストップサバイバルアクションゲーム。
【ゲーム性】 5点
まず、ストーリが作りこまれていてとても面白かったです。エンディング後も余韻が残りクリアして良かったと感じるゲームです。
只、話が重くクリアするまでに何度か離れる時期がありました(私が飽き性なのも有りますが;)。続きは常に気になるのですが話の重さと後述する戦闘システムとゲームテンポの悪さがネックでした。
また、ダンジョン内にはいくつか謎解きが用意されているのですが、中盤以降はかなり難しいです。実際私はかなりの時間を考えるのに費やしました(プレイ時間の1/3位)。
【機能性】 2点
ロードが良く挟まるゲームですが、ロード時間は短くストレスにはなりません。
固定ダンジョンを行き来しますが、即拠点に帰還することができ、中間セーブ・オートセーブ機能も設けられている為セーブにも困りません。また、ダンジョンを攻略していくとショートカットも開通させる事ができるようになる為、セーブ後拠点からの再スタートもある程度配慮されています。
ゲームの難易度は最初3段階から、話を進めると5段階からいつでも変更できます。私は通しで下から2番目の難易度でプレイしましたが、だいぶ苦戦しました。このゲームの難易度はかなり高めだと思います(私が下手なだけかもしれませんが;)。
戦闘システムについてですが、「3Dダンジョンリアルタイム戦闘」となっており、最初は新鮮さが有り面白いのですが、中盤以降はほとんど同じことの繰り返し、私の中だるみの一員になっていました。
このゲームの目玉の「シガバネシステム」ですが、簡単に説明すると死因によってキャラクターに耐性を付与していくシステムです(毒状態の時に死ぬと毒耐性ができたり、青年期で死亡すると青年期時の寿命が延びたりする)。こちらも最初は新鮮で面白い機能だと思いましたが、付与する為には一度キャラクターを殺さなければならず後述するテンポの悪さに繋がっているように思えました。
【テンポ】 1点
このゲーム最大の難点がテンポの悪さだと思います。
死亡するとキャラが持っていた装備や持ち物を床にばらまいてしまう為、違うキャラでの回収が必要になるのですが、ダンジョンの深部に向かうに連れ、道具が増えていき回収できなくなるケースが多々ありました。その為、その都度拠点に戻り、また回収しに行かなくてはならずかなりの手間なっていました。またボス前に、8人全員がそろわないと開かない扉が用意されており、ボス前で門前払いを食らうケースも何度かありました。前述した「シガバネシステム」を活用しようとした時これ等が弊害になり、死んだらリセットを多用するようになる為、中々シガバネを獲得することができないジレンマがありました。
また、多種多様な仕掛けも用意されており、考える事も必要になるのですが、中には初見殺し的な罠もあり、リセットor拠点へ帰還を迫られたりするケースも有りテンポの悪さに繋がているように感じました。
ダンジョン探索中に、度々会話やムービーが流れるのですが、回数は多いものの箸休めには丁度良く感じました。一様高速スキップ機能がついていますが、良くロードするゲームなので完全スキップにして欲しかったです。
【キャラクター】 5点
各キャラクターに個性が有り、感情移入させられるシーンが何度も有りました。また、キャラ同士の掛け合いや葛藤も良くできているなとプレイして感じました。
余談ですがフルボイスではありません。
合計 13/20点
【総評】
新作なのでテンポの悪さや戦闘システムの手探り感が目立ちますが、ストーリーは自身をもって面白いといえる作品です。キャラクターも個性的且つ魅力的で物語の良いアクセントになっていました。
ちなみに、私のクリア時間は42時間でした(リセットを加えると+1時間位)。リアル日数で3ヵ月位。
気になっている方は、第二章まで無料で体験版ができるそうなので是非やってみて下さい(買ったら本編に引き継げるそうです)。
[お勧めできる人]
・謎解きが好きな人
・重い話に耐性がある人
・とにかく、物語を楽しみたい人
ゲームレビューの説明
ゲームのレビューをする際下記の4項目を点数化し評価します。
【ゲーム性】【機能性】【テンポ】【キャラクター】
1項目5点満点で計算し、合計20点を満点とします。
各項目の説明
・【ゲーム性】
ストーリーやゲームの内容等を、評価します。
・【機能性】
操作性やロード時間及び回数、プレイヤーの視点等を評価します。
・【テンポ】
ゲームシステムや会話やムービーの長さ、オンラインの待ち時間等を評価します。
・【キャラクター】
主要キャラや一部のサブキャラ等を評価します。
私のブログでは、クリアしたゲームのレビューをなるべくネタバレ無しで評価したいと思います。
出来るだけ読者の方に分かりやすい様に書いていきたいと思いますので宜しくお願いします。